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プロポリスとは

プロポリスの効能について聞いたことがあるだろうか。プロポリスの語源はラテン語のpro(プロ=前、正面)とギリシャ語のpolis(ポリス=都市)に由来する。プロポリスは、ミツバチが野外から採取した植物の樹脂などを練り合わせ、営巣空間の内面を内張りしたり隙間を埋めるのに使う物質である。巣内の環境から有害な微生物を排除するための物質としてプロポリスは役割を果たしている。プロポリスが注目されたきっかけは1991年に国立予某研究所と某研究所の研究グループがブラジル国産プロポリスの成分中に抗ガン効果のある新たな化合物を発見したという事が新聞などで大きく取り上げられたためだ。しかし、これは実験段階であったが、プロポリスは万能薬であるというおかしな効能だけが一人歩きしたのだ。なお、古代ギリシャではプロポリスの効能は知られていたようで、皮膚疾患、切り傷、感染症に効果ありと記述があり、他の文献でもプロポリスの効能として、腫瘍や炎症、発毛促進、神経症などに有効との記述もあるという。

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プロポリスの効能の真偽

プロポリスには、抗菌作用、抗ウイルス作用、抗炎症作用、抗酸化作用などさまざまな効能があると喧伝されている。プロポリスの効能として、免疫力を向上させ、ガン、肝硬変、高血圧、腎不全、糖尿病の改善などをあげているものもある。最近はがん細胞やウイルスを直接、攻撃することで知られているナチュラルキラー(NK)細胞活性化の研究が進んでいる。NK細胞は、すでに健康成人の末梢血中にある一定数存在し、T細胞やB細胞が抗原で刺激されてはじめて働くのとは異なり、常に体内を独自でパトロールしながら、がん細胞や、ウイルス感染細胞などを殺す頼もしい「殺し屋」だ。つまり、NK細胞は、体内を常に独自でパトロールしながら、がん細胞やウイルス感染細胞などを発見すると、たとえ攻撃指令がなくても独自に戦闘態勢に入り、強大なパワーで敵(抗原・異常細胞)を殺してしまうという性質を持つ。特に、抗腫瘍効果には抜群の威力を発揮するのだ。実験結果では、プロポリスのNK細胞活性化は30%。このようにプロポリスは本来の殺菌効果があるものの、免疫効果は殆ど無いことが分かっている。

プロポリスは健康食品?

健康ブームで、健康食品の過度な期待でトラブルも絶えない。プロポリスは古くから、抗菌作用、抗炎症作用、鎮痛作用として西洋で知られているが、免疫ブームから、プロポリスもガンやウイルスに免疫効果の効能があると宣伝されている。例えばある種の香りや風味のプロポリスが肝臓病に効果があったが、別の色や味のものは全く効果がなかったとか、また別の特徴をもつプロポリスは効能もあるかわりに、副作用などのトラブルも深刻だ。このように、プロポリスの効果効能の実態は、プロポリスの成分分析による将来的な可能性が先行して、健康ブームに乗ってある種の期待値が生まれているに過ぎない。アレルギーに効能があると言われている反面、プロポリスにアレルギーを起こす体質の人もいる。粗悪な商品には、蜂毒という有害物質や添加物が含まれていることがあり、下痢や発疹を起こす場合がある。また、プロポリスには、目やにが出る、不眠、便秘、下痢、疲労感、多尿等の副作用が起こることもあるようだ。プロポリスの液剤を溶かして点耳や点眼に使用すると宣伝しているメーカーもあるようだが、製品は無菌的にはつくられていないようだ。

Copyright © 2007 プロポリスの効能は本当か?